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桜井 淳
放射線と産業, (15), p.27 - 32, 1980/00
JMTRで行っているしきい検出器法による中性子スペクトルの測定において、主にガンマ・ドジメトリーを中心に、最近の実験を解説した。JMTRの中性子スペクトルの測定はJMTRCを用いて行われているが、JMTRCの中性子束レベルが低いために(n,)反応や(n,p)反応はこれまで利用されなかった。JMTRCを用いて(n,)反応や(n,p)反応で生成される放射能は0.001~0.0001Ci程度である。このような微量放射能を精度良く評価するために大型のGe(Li)検出器を使用した。そのためJMTRCのK-10照射孔において、Al(n,)Na,Mg(n,p)Na,Ni(n,p)Co,Fe(n,p)Mn,Ti(n,p)ScおよびTi(n,p)Sc反応のようなしきい反応を中性子スペクトルの測定に導入することができた。この解説論文においては、JMTRにおけるガンマ線測定装置,ガンマ線スペクトル解析システムおよびJMTRCで生成した(n,)反応や(n,p)反応による放射能からのガンマ線測定についてふれた。